株式会社アスコット

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デザイン性
“モノづくり”の感覚で
住宅、不動産業界における「テーマ」。それぞれ会社が設定するもの、あるいは事業活動の中から自然と浮かび上がるものなど様々だ。今後の業界動向の中で、重要とされるテーマについてキーパソンに聞く連載をスタートする。1回目はアスコットの加賀谷愼二社長。「デザイン性」を重視した事業を展開して、設立から8年半が経過。開発した賃貸マンションが「グッドデザイン」で金賞を受賞するなど形になって表れている。表面的なものにとどまらない、“作り込む”デザインを意識している。(聞き手・福島 康二)

貴社が追求する住宅のデザイン性とは。「重視しているのは“ユニークさ”だ。『個性的な空間の創出』と言ってもよい。デザイン性というと、どうしても表面的なことばかりが強調されがちだが、心に残るシーンをどのように創出するかという作り込み、モノづくりの感覚が重要となる」「例えば、間もなく竣工を終える東京・勝どきの賃貸マンションでは、エントランスホールから見える運河について、その“見せ方”を最大限考慮した。アプローチを通り運河が見える瞬間に、感動が生まれるよう意識した設計だ」 そういった作り込みが、『グッドデザイン』でも評価されたと。「新幹線やゲーム機など、誰もが知っている商品と一緒に『金賞』の評価を受けたことは正直言って驚いている。住宅におけるデザインの重要性を、様々な人に認識してもらえる良いきっかけになったと思う」「ある有名デザイナーからいただいた言葉が、印象深く残っている。『日本はこれからデザインやモノづくりで世界にどんどんアピールしていくべき国だ。その能力に優れている。その感性を育むのが住宅。育った家、若い時期に住んだ家から多大な影響を受ける。だから住宅におけるデザインはすごく重要なこと』という言葉だ」
近年はビル開発にも注力しています。デザイン性の取り組みはどのように。「要は、会社に行くことが楽しくなるビルを開発することだ。外観、エントランス、トイレ、休憩コーナーなどあらゆる空間をホテルライクなものにするほか、社員同士のコミュニケーションが活発になり、楽しくなる空間を演出する内容とする。中小ビルでこのような物件は少ないので、差別化の意味でも積極的に展開していきたい」
デザイン性の追及が、結果的に住む、もしくは働くための物件開発へつながります。
「そう。最終的に目指すべきことは、価値の高い物件の開発だ。会社のキーワードとして、『デザイン性はココロ質』を挙げている。住宅を提供する我々が、心の質を高めていかなければ良いデザインは生み出せない。また、良いデザインを提供することで、住む人、働く人の心の質が高まる。『良質なデザイン』と『豊かな心』は表裏一体と考える」
【株式会社アスコット】所在地 東京都新宿区西新宿6の5の1新宿アイランドタワー22階 設立 1999年4月 資本金3億3749万円(9月末) 従業員90人(10月末)

 
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